furi's blog

僕の何気ない日常

『神は数学者か?』を読んだ

本屋をぶらぶらしていたら、なんとなく目に止まり、気になったから買ってみた本。

タイトルから「なぜ数学が自然現象を説明するのにこれほど役に立つのか?」みたいな内容かな、と想像していたらまさにその通りだった。

この問題に挑むために、この本では「数学は発見か、それとも発明か?」という視点で話が展開していく。

僕は数学は発見だとばかり思っていたから、発明という可能性があるのが意外だった。

過去から現代に至るまでの数学の歴史を辿りながら発明なのか発見なのかを議論し、最後には著者の結論がきちんと書かれてあって、それがかなり納得のいくものだった。

定理や公式は学校で習ったけど、数学史についてはほとんど知らなかったから、それがまた面白い。

もしこの本を中高生の頃に読んでいたら、数学にもっと好奇心をもって学んだかも知れない。(この本が出版されたのは2011年だけど…)

今更ながら数学に興味が湧いてきたので、読み物系の数学の本を他にも読んでみようかな。